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伊豆諸島・小笠原諸島の楽しみ方が分かる総合情報サイト

春号特集 Road of TOKYO WONDERFUL ISLANDS

行けばきっと誰かに話したくなる 東京諸島「春の道」

春だからという理由で、目的を持たずに、気の向くままに出かけてみる。そんな旅が似合うのが、東京諸島です。その場所に行ってみるまでは想像もしなかった人や風景に出会える旅が、ここにはあります。ぽかぽかした陽気のなか、じぶんの足で歩いてみませんか。

難易度

S(山歩き上級者向け)、A(山歩き中級者向け)、
B(万人向け)、C(子ども連れOK)

難易度B〜A

ここは日本?地球?
そんな錯覚すら楽しめる

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01三原山トレッキング@伊豆大島

島民1万人が避難することとなった1986年の大噴火からもうすぐ28年。いまなお噴煙を上げる三原山は、地球の営みを肌で感じることができる日本有数の活火山です。そんな三原山を歩けば巨大な噴火口や、スコリア・火山灰などが堆積した砂漠など、ダイナミックな景観があなたを迎えてくれます。都心から日帰り可能な場所に広がる非日常、究極の自然を心から楽しもう。

  • 1三原山頂口
  • (山頂遊歩道)<約45分
  • 2火口展望台
  • (通称「お鉢めぐり」火口2/3周)<約30分
  • 3裏砂漠
  • (途中にある「つつじ園」の見頃は5月〜6月)<約65分
  • 4三原山温泉

*三原山頂口出発/三原山温泉帰着
*想定所要時間:徒歩140分程度

トレッキングの最後は、
源泉掛け流しの絶景温泉で
締めくくる。

下山後の心地よい疲れを癒やすなら標高500mに位置する大島温泉ホテルの露天風呂がおすすめ。日中は眼前に三原山のパノラマ、夜は頭上に満天の星空と最高のロケーション。こうしたオプションも火山の島、伊豆大島ならではの贅沢です。

*大島温泉ホテル 立ち寄り湯
料金800円、営業時間5:30〜9:00/13:00〜21:00

難易度B

ツバキと巨木の森を抜け、
絶景を手に入れよう

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02宮塚山ハイク@利島

椿油の生産量日本一を誇る利島は、島の80%がツバキの木で覆われています。至る所に巨木が根をおろし、まるでアニメ映画の森のよう。ファンタジックな時の流れに身を委ね、手つかずの自然とふれあいたい。趣の異なる3つ絶景を堪能したら、時間の許す限り気まかせ足まかせに歩いてみよう。きっとあなただけの絶景ポイントに出会えるはず。

  • 1椿の段々畑/椿の花の見頃:2月〜3月
  • (大カエデ)
  • 2宮塚山展望台
  • (スダジイ・タブノキなどの原生林)
  • 3うすい郷園地
  • (大シイ、大イヌマキ)
  • 4南ヶ山園地

*利島港出発/帰着

闇夜に光るキノコや
360度パノラマで「天の川」を楽しむ
夏のナイトツアーも見逃せない!

利島には、闇夜の森で緑色に浮かび上がる希少キノコ「シイノトモシビタケ」が群生している。新東京百景に選出された南ヶ山園地では、草むらに寝転がりながら、夏の星座を心ゆくまで鑑賞できる。都内ではお目にかかれない自然が、昼夜を問わず楽しめることも利島の魅力です。

難易度B

こんなにきれいで
まっすぐな白い砂浜は、
そうあるものじゃない。

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03ビーチウォーキング@新島

ありました、東京にもハワイ・オアフ島ノースショア並みのサーフポイントが。羽伏浦海岸。
サーフィンの世界大会が開催されるほどビッグウェーブに恵まれ、多くのサーファーに愛されています。でも今回の注目は形の良い波よりも、ほぼ一直線に続く6.5kmの白い砂浜。 潮風の中に夏の匂いを感じながらのんびりと砂浜を散策すれば、それだけでパラダイス。
東京諸島屈指の美しさを誇るビーチはサーファーやボディボーダーだけのものではありません。

  • 1羽伏浦海岸メインゲート
  • <約30分
  • 2「堀切」サーフポイント
    ※神殿にのぼるような階段が目印
  • <約30分
  • 3親水公園
  • <約10分
  • 4間々下温泉

*新島港出発/帰着 〜(1)徒歩40分、(4)〜徒歩10分
*想定所要時間:徒歩120分程度

ありました、東京にも砂風呂が。
身体の芯からポカポカ、「間々下温泉」。

閒々下温泉は内湯、露天温泉、サウナと充実した設備が整う公共温泉施設。中でもおすすめは羽伏浦海岸の白砂を天然の温泉で温めた砂風呂。身体の芯から温まる。最後は露天風呂で、水平線に沈む夕陽の美しさを目に焼き付けよう。

*間々下温泉
料金300円、砂風呂別途700円、営業時間10:00~21:30/
砂風呂11:00~20:00、毎週水曜日定休

難易度B

緑のトンネルの奥には、
フレームに収まりきらない
感動がいっぱい。

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04神引山ハイク@式根島

リアス式の美しい海岸、とりわけ式根島一の景勝地、神引展望台からの眺めは格別。晴れた日には、遙か遠く富士山までを一望の下に見渡すことができます。その神引展望台を目的地に“緑のトンネル”ともいうべき遊歩道を急がず、焦らず進めば、この島が持つ豊かな自然と、バラエティに富んだ表情を心ゆくまで楽しめます。

  • 1御釜湾第一展望台
  • <約15分
  • 2隈の井
  • <約15分
  • 3唐人津城
  • <約20分
  • 4神引展望台

*「遊歩道入口」出発/帰着 〜(1)徒歩15分、(4)〜徒歩15分
*想定所要時間:徒歩80分程度

繁殖期なら寄ってみたい。
眼下にウミネコの群棲地が広がる
「ぐんじ山展望台」。

ぐんじ山展望台は、島民によって発見され、ボランティアの方々によって整備された景勝地。眼下に見おろす大岩はウミネコの群棲地となっていて、春から夏にかけての繁殖期は岩場一面、真っ白になる。産卵や子育ての様子も観察でき、この時期ならバードウォッチャーならずとも必見の場所。

難易度B〜A

「黒潮に浮かぶ展望台」とは、
うまいこと言うなあ。

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05天上山トレッキング@神津島

標高わずか574mの天上山ですが障害物が無く、とにかく見通しがいい。足もとに広がる蒼い海、360度の絶景パノラマは息をのむ美しさです。また、白い砂漠や天然の池、露わになった地層、見事な稜線、高山性植物の群生と、頂上台地は2,000〜3,000m級の山を彷彿とさせる見所がたっぷり。中でも、固有種であるコウヅシマヤマツツジなど、1年を通し登山道の随所で私たちの目を楽しませてくれる素朴で可憐な草花は、「花の百名山」に数えられる天上山の大きな魅力です。

  • 1表砂漠
  • (裏砂漠)<約30分
  • 2裏砂漠展望地
  • (不動池分岐)<約15分
  • 3新東京百景展望地
  • <約10分
  • 4不動池
  • (櫛ヶ峰分岐)<約10分
  • 5天空の丘
  • (櫛ヶ峰分岐→ババア池→白島下山口→不入ガ沢)<約50分
  • 6天上山最高地点
  • (不入ガ沢)<約15分
  • 7白島下山口

*黒島登山口出発 〜(1)徒歩105分/(7)〜徒歩75分 白島登山口帰着
*想定所要時間:徒歩310分〜

花を愛で、絶景に酔いしれながら
テイクアウトした島フードを頬張る。
天上山の贅沢ランチはいかが。

おすすめは地元で人気、神津島名物カワハギの干物が入った「おにぎり弁当」。パン好きなら島で人気のホームメイドベーカリーに寄って、もちもちの生地が評判の惣菜パンや菓子パンを絶景とともに。前泊なら、宿の女将さんにあしたばご飯と地のりのおにぎりをお願いするという手もありますよ。

難易度B

時々立ち止まり、
耳を澄まし、目を凝らす。
それが“バードアイランド”
の歩き方。

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06大路池ハイク@三宅島

三宅島は別名“バードアイランド”と呼ばれる野鳥の楽園です。中でも伊豆諸島最大級の火口湖、大路池の周辺は三宅島を代表する探鳥地。国の天然記念物であるアカコッコ、イイジマムシクイをはじめ、カラフルで姿形や鳴き声に特徴のある多くの野鳥に出会うことができます。とくに4~6月に観察できるイイジマムシクイの生息密度は世界最高クラスとか。この季節、大路池を包む照葉樹の森は、いつもよりすこしだけ賑やかになります。

  • 1アカコッコ館
      ※コラム参照
  • 2大路池南岸桟橋
  • 3迷子椎
  • 4北岸桟橋
      ※遊歩道を折り返します

*大路池バス停出発 〜(1)徒歩10分/(7)〜徒歩30分 大路池バス停帰着
*想定所要時間:徒歩120分程度

「アカコッコ館」に寄っておけば、
初めてのバードウォッチングも
ちゃんと楽しめます。

「三宅島自然ふれあいセンター アカコッコ館」は、1993年に特色ある三宅島の自然とふれあうための拠点として設立された三宅村営の自然観察施設。
日本野鳥の会のレンジャーが常駐し、タイムリーな三宅島の自然情報の提供、自然観察会の開催、調査・研究などの活動を行っています。双眼鏡の無料貸し出しを実施しているのでしっかり活用しましょう。

*アカコッコ館 TEL04994(6)0410入館料200円(中学生以下、65歳以上無料)、営業時間9:00~16:30、月曜日定休

難易度B〜A

期待してください!
高さ480m、
日本一の断崖絶壁から見る
太平洋の絶景。

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07黒崎高尾山ハイク@御蔵島

伊豆諸島で最も古い時代にできた御蔵島。それ故、他島よりも侵食が激しく、島の周囲は高く切り立った崖になっています。なかでも島の南西部、黒崎高尾の海蝕崖は高さ480mと日本一。その切り立った崖の上に建つ展望台まで足を延ばし、おそらくは日本一の絶景パノラマを楽しみましょう。春先から10月末頃までなら、眼下の大海原に野生イルカの群れを発見する幸運な人も少なくないそうです。

  • 1鳥の尾
  • 2峠の尾 草祀りの神様(西)
  • (ボロ沢入口)
  • 3ボロ沢橋
  • (須崎方面分岐)
  • 4まぼろしの滝
  • (赤沢入口→本殿入口)
  • 5えびね公園
      ※コラム参照
  • (東屋/休憩所→黒崎高尾山山頂)<徒歩15分
  • 6黒崎高尾展望台
      ※折り返します

*想定所要時間:徒歩270分程度

トイレ休憩だけじゃもったいない。
春の「えびね公園」は
気品あふれる香りに満ちている。

えびね公園では、絶滅の危機に瀕したニオイエビネラン(野性ランの一種)の自生を助け、もう一度、ニオイエビネランの可憐な花と高貴な香りが島中で楽しめるようにと着生に取り組んでいます。管理員でもあるガイドさんと一緒に、一つひとつの植物をじっくり観察して園内をまわれば小1時間ほどかかりますが、公園内の道を散策するだけで御蔵島が別天地ともいうべき自然の宝庫であることを実感できます。

*えびね公園 入場料無料、営業時間9:00~16:30、火・木・土・日曜日定
詳細は、TEL04994(8)2022御蔵島観光協会まで

難易度B

“島萌え”はもちろん、
この春は“滝萌え”に
目覚めてみませんか?

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08唐滝ハイク@八丈島

島民が“東山”と呼ぶ三原山には、たくさんの川が流れ、樹木はうっそうと茂り、昔から旅人の冒険心をくすぐり続けてきました。中でも人間の足で探勝できる滝の数は伊豆諸島屈指。それぞれの滝が演出する眺望は、何度訪れても飽きがこないほど個性的で美しい。とりわけ目に鮮やかな苔が生える「唐滝」の、水しぶきに虹が映しだされる光景はこの世のものとは思えません。

  • 1八幡神社
  • <約10分
  • 2一つ橋
  • (鳥獣慰霊碑)<約25分
  • 3見通しの良いヒサカキ畑
  • <約10分
  • 4硫黄滝・硫黄沼
  • (硫黄採掘場跡)<約25分
  • 5唐滝
      ※折り返します

*「伊勢崎商店前」バス停出発 〜(1)徒歩10分/(5)〜徒歩80分「伊勢崎商店前」バス停帰着
*想定所要時間:徒歩160分程度

「裏見ヶ滝」の名前の通り、
水簾を裏側から眺めることができる
珍しい滝があります。

その昔、溶岩をくりぬいて用水路をひいた際、用水路沿いの歩道をこの滝の内側に通したことから、滝を裏側から見るという珍しいビューポイントが誕生しました。バス停の近くにあり、山あいの景観がすばらしい露天風呂も目と鼻の先。素通りはもったいない。

*裏見ヶ滝
唐滝ハイク起終点のバス停「伊勢崎商店前」から三つ目の「ザ・ブーン前」より徒歩5分、五つ目のバス停「中田商店前」より徒歩10分

難易度B

ランチはお弁当もいいけれど、
せっかくなので
「地熱釜」で調理!?

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09池之沢ピクニック@青ヶ島

某テレビ番組で「絶海の孤島」と紹介された青ヶ島は、二重式火山でできた世界でも珍しい島。
外輪山の内側に広がるカルデラ地帯では、島言葉で「ひんぎゃ」と呼ばれる水蒸気が至る所から噴き出しているほか、南方系のシダ類「オオタニワタリ」が群生するなどジュラシックな雰囲気漂う神秘的空間。お腹が空いたら、ひんぎゃを利用した調理施設「地熱釜」で卵や野菜、魚介類をふかし、熱々を素手でいただいてみませんか。最高の開放感に浸れるはずです。

  • 1恋ヶ奥(樹齢200年以上の大杉)
  • <約20分
  • 2オオタニワタリ群生地
  • (池之沢キャンプ場→池之沢噴気孔群)<徒歩20分
  • 3地熱釜(調理・昼食) ※コラム参照
  • <約20分
  • 4丸山山頂
  • (内輪山「丸山遊歩道」一周)<徒歩30分
  • 5青ヶ島ふれあいサウナ ※コラム参照

*青ヶ島港出発 〜(1)徒歩40分/(5)〜徒歩40分 青ヶ島港帰着
*想定所要時間:徒歩270分程度(調理・昼食100分含む)

「ひんぎゃ」が
村民の暮らしを豊かで
あったかいものにしている。

天然のお釜もサウナもすべて地熱エネルギー。村民は地熱釜で卵やジャガイモ、さつまいも、くさや、プリンに赤飯までいろんな食材をふかし、地熱サウナでは情報交換やコミュニケーションをはかる。
そんな村の暮らしにすこしだけ溶けこみ、ゆったりと流れる島の時間を満喫するピクニックはかなり贅沢。
本格的にアウトドアを楽しむなら、池之沢キャンプ場(無料)でのテント泊がおすすめ。なんと地熱で場内の地面が温かいというから驚きです。

*青ヶ島ふれあいサウナ(室温60度・男女別、シャワー・ジャグジーあり)tel:04996-9-0203
料金300円(タオル、マット貸出料含む)、営業時間平日16:00〜(土日祝14:00〜)20:00、平成26年5月より第1・3水曜日定休

難易度A

歩いた人だけが独り占めできる
「世界自然遺産」の美しさが
ここにあります。

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10ジョンビーチ@父島

本州からおよそ1000キロ、船で25時間以上もかけてようやく辿り着く小笠原諸島の最大の島、父島。そこには、車では行くことのできない、いくつもの山を歩いて越えた先に出会える奇跡のビーチがあるのです。透き通るような珊瑚礁の白い砂浜と、まるで世界中の青色を集めてきたのではと錯覚するほどの美しい海のコントラストを見ていると、歩いた疲れもどこかに飛んでいってしまうのではないでしょうか。

  • 1二見港
  • <約20分
  • 2小港海岸
  • <約5分
  • 3中山峠
  • <約25分
  • 4ブタ海岸
  • <約90分
  • 5ジョンビーチ

二見港から小港海岸まで車で20分。そこから徒歩約2時間
(片道)

日本ではじめて栽培されたとされる
オーガニックコーヒーを
海辺で飲むのはいかがでしょう?

明治のころ日本で初めてコーヒーの栽培が行われたとされている小笠原諸島では、今もなおその文化は残っていました。ここのコーヒーは完全無農薬で育てられていることが特徴です。一本一本の木を毎日手入れすることはとても手間のかかることなのですが、「無農薬だからこその口当たりのいいコーヒーを味わって欲しい」といった地元農家の方々の想いによって継続されています。エメラルドグリーンの海を眺めながら、コーヒーを楽しむ。そんなひとときも趣き深いものですよ。

難易度A

手つかずの自然の中を
たっぷり歩く!
世界遺産、小笠原諸島の
ジャングルツアーへGO!

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11乳房山ハイク@母島

まずは当日の山の天候や見どころなどの情報を観光協会でゲットしたら、地元の食材を販売しているJAで旅のおともに地元食材を手に入れよう。そこから徒歩5分ほど歩けば母島のほぼ中央に位置する465mの高さを誇る乳房山の入り口に。ここでは日本でこの場所にしか生息しない鳥や植物をたくさん見ることができます。まるでジャングルのような森と、頂上から見下ろす絶景を眺めるちょっとハードな「春の道」がここにあります!

  • 1観光協会
  • <約3分
  • 2JA
  • <約5分
  • 3乳房山

*想定所要時間:徒歩300分程度

日本の最果てにある富士山。
ここから朝日を眺めると、
なんだかいいことがありそうです!

都道最南端の標識が見えたら、そこから森を歩くこと40分ほど。頂上の手前にある最後の急な坂をぐっと踏ん張って登り切ると、見渡す限りの地平線が目に飛び込んできます。そこから眺める朝日はまさに絶景という名にふさわしい景色!毎年、日本で一番早い初日の出を拝むために人々が訪れる場所であったりするんですよ。

*小富士
島の中心から車で約15分。都道南側終点の標識を見つけたら、森の中へ。山道を歩くこと小一時間。