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東京諸島の楽しみ方33 10.式根島でゆったり秘湯めぐり

式根島

©式根島観光協会

良質な源泉が湧くことで有名な式根島では、温泉めぐりがおすすめ。露天温泉をめぐったあと、内湯で締めるのが定番コースです。露天温泉は24時間入ることができ、水着着用が必須。湯の質によって効能が変わるため、昔から湯治で訪れた人もいたそう。

1つ目は、茶色に濁った湯が特徴的な「地鉈温泉」。胃腸の病気や婦人病に効能があるとされ、“内科の湯”とも呼ばれています。海沿いの岩場に湯壺があるため、潮の満ち引きによって湯温は変化します。そのため、いい湯加減で入るには潮を見極めなければいけません。温泉に向かう途中にある「湯加減の穴」のチェックも。

 

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2つ目は、同じく海岸沿いにある「足付温泉」。島内で唯一無色透明のお湯が沸くという炭酸泉で、おできや水虫などの皮膚炎や切り傷に効果があるため、“外科の湯”と呼ばれています。かつて足に傷を負ったアシカが浸かっていたことでも有名なのだそう。海岸線と松の生えた岩礁の美しい景観は魅力的。「地鉈温泉」同様、潮の満ち引きによって湯温が変わるため、湯加減には注意を。水シャワーやトイレ、更衣室もあるため、着替えの心配はありません。

 

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3つ目は、洞窟を抜けるとあらわれる露天風呂「松が下雅湯」。「地鉈温泉」の泉質を気軽に楽しんでほしいという想いから、源泉を引いて作ったそう。潮の満ち引きは関係なく、いつでも快適な湯温で入ることができるため地元客で賑わっています。夜はライトアップされ、雰囲気は抜群!ただし、足元が滑りやすいので注意して。水着がない人でも入れる足湯もあります。こちらもシャワーや更衣室を完備。すぐ手前まで車で来ることができるのでアクセスも良好です。

 

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温泉めぐりの締めに行きたいのが、屋内の温泉施設「憩の家」。約10名ほど入れる施設は、その名の通り、地元客の憩いの場として造られたそう。温水シャワーや「地鉈温泉」と同じ硫化鉄泉の湯船に浸かり、露天温泉でついた潮や汚れを落としましょう。また、ロビーには有料のマッサージチェアやテレビ、自動販売機を完備。温泉で心もカラダもリフレッシュしたあとは、ここでひと休みするのもおすすめです。

式根島

2021.7.2